個人事業主こそ投資が必要!20年後に後悔しないための資産形成戦略

個人事業主こそ投資が必要!20年後に後悔しないための資産形成戦略

投資を始める人が少ない理由とは?

2024年に新NISAがスタートしましたが、投資にチャレンジしている人はまだまだ少ないのが現状です。

では、なぜ政府が推奨しているにもかかわらず、多くの人が投資を始められないのでしょうか?

  • 投資に対する漠然とした不安
  • 「資産運用=お金持ちがするもの」という先入観
  • 何から始めればいいかわからない

しかし、資本主義社会で生きる以上、資産形成は欠かせません。
特に個人事業主にとって資産形成はとても重要です。

投資をする人としない人では、20年後に大きな差が生まれます。
だからこそ、経営者である皆さんにこそ投資を始めてほしいのです。

投資とは?ギャンブルとは違うの?

投資と聞くと「ギャンブルじゃないの?」と思う人も多いかもしれません。
しかし、投資にはさまざまな種類があり、すでにあなたも投資をしている可能性があります。

代表的な投資の種類

  • 預貯金(銀行にお金を預ける)
  • 株式投資(企業の株を買う)
  • 投資信託(プロが選んだ株のパックを買う)
  • 個人年金保険(将来の年金を積み立てる)
  • 暗号資産投資(仮想通貨を購入する)
  • 純金積立(金をコツコツ買う)
  • 債券(国や企業にお金を貸して利息をもらう)

多くの人がやっている「預貯金」も投資の一種です。

ただし、銀行に預けても金利が低いため、ほとんど増えません。
物価が上がればお金の価値は下がり、「預貯金だけ」では資産が目減りしてしまいます。

この状況を変えるために、株式や投資信託を活用した資産形成が必要なのです。

NISAとは?

そもそも新NISAとは、

NISA(ニーサ)は、投資で得た利益に税金がかからなくなるお得な制度です。

そのNISAが、2024年に新しく新NISAとして生まれ変わりました。

普通、株式や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を利用すると、これらの利益が非課税になります。

📌 普通口座で投資した場合
・10万円の株が20万円に増えた! → 利益10万円
・税金20%(2万円)を引かれて、手元に残るのは 8万円の利益

📌 NISA口座で投資した場合
・10万円の株が20万円に増えた! → 利益10万円
税金0円 → 手元に残るのは 10万円の利益

というお得な制度です。

新NISAは投資初心者から経験者まで、幅広い投資家にとって利用しやすい制度となっています。

投資を始める際には、自分の目的やリスク許容度に合わせて、適切な投資商品を選ぶことが大切です。

では、そのNISA口座を使った投資に関する素朴な疑問に答えていきます。

いつ始めるのがいい?

ある程度の預貯金がある状態で始めるのが安心です。

特に生活防衛資金を確保した上で始めましょう。

  • 会社員の場合:6ヶ月分の生活費を確保
  • 個人事業主の場合:1年分の生活費を確保

それ以外の「余剰資金」を使って投資を始めるのがベストです。

余剰資金が貯められないのなら、生活費の見直し、個人の借金の返済(事業とは別の借金)、サブスクの見直しなどをして余剰資金を貯めていく。

それから始めても遅くない。

それでも始めたい。という方は、自己責任ですが、、、

いくらから始めればいい?

今は1,000円からでも投資可能です!

「とりあえず試してみたい!」という方は、まず少額から始めるのがおすすめ

最初は相場の上下にドキドキしてしまいますが、慣れたら徐々に金額を増やしていくと良いでしょう。

どこで買えばいいの?

株や投資信託は 証券会社や銀行 で購入できますが、ネット証券を利用するのがベスト

理由は以下の3つです。
✅ 人を介さずに購入できる(手数料を節約)
✅ 余計なアドバイスを受けずに済む(自分の判断で投資できる)
✅ 手数料が安い(対面販売だと手数料が高くなる)

内容を理解した投資商品を購入しましょう。

おすすめは、SBI証券楽天証券などのネット証券です。

ネット証券は怖くない?

「ネット証券は怖い」と思う方もいますが、実は銀行窓口の方がリスクがあることも。

私は銀行窓口の方が怖いです。

銀行員はあなたの資産状況を把握し、「手数料が高い商品」をすすめてくることがあります。
実際、銀行員による横領や不正販売のニュースも少なくありません。

「投資についてわかりません。教えてください」という方はカモになりやすいので気をつけましょう。

投資は「自分の資産を自分で管理する時代」です。
ネット証券なら、自分の判断で売買できるので安心です。

ネット証券」が怖いのではなく、「自分が何に投資をしているのか把握できていない状態で投資すること」が怖いのです。

自分で考え、判断できるようにお金の知識、お金の常識を学んでおきましょう。

何を買えばいいの?選択肢が多すぎて選べない

初心者におすすめなのは、投資信託(インデックス)です。

その中でも特におすすめは全世界の株に分散投資できる投資信託(インデックス投資)です。

✅ eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

この投資信託は、世界47カ国・約2,827社の企業に分散投資できます。

内訳はアメリカの企業を中心(約60.6%)に、日本、イギリス、フランス、カナダなどその他先進国や新興国に投資されています。

めっちゃ、いいとこ取り。

さらに、プロが運用するため、成績の悪い株は自動で入れ替えされます。

2024年のNISA投資信託(つみたて投資枠)の人気ランキングでも1位の商品です。

(楽天証券のデータより、2024年5月時点)

「どの株を選べばいいかわからない!」という方は、
この「オールカントリー」を毎月コツコツ積み立てていけばOKです。

証券口座で積立設定しておけば自動で購入してくれます。

それだけです。

つまらないですが、あとは放っておけば良いので自分の仕事に集中できます。

投資のプロが厳選した株式に投資でき、信託報酬(手数料)も少ないので安心です。

さらに成績の悪い株は排除してくれます。

世界の株は短期的には乱高下しますが長期的に見れば、右肩上がりに成長しています。

この右肩上がりに希望が持てるのなら投資は味方になってくれるはずです。

複利の効果でどんどん増えていきます。

全世界の今後の成長に期待が持てるのであれば、オルカンに投資してみるのもありです。

いつ買えばいい?

市場は常に変動するものです。

いつ買えばいいのかは、誰にもわかりません。

投資信託はその点、買うタイミングを計らなくても長期分散投資(ドルコスト平均法)でリスクは減らせます。

ドルコスト平均法とは、定期的に一定の金額で購入し続ける投資方法です。投資のタイミングを分散させることで、価格変動リスクを低減できます。

✅ 株価が安いとき → たくさん買える
✅ 株価が高いとき → 少しだけ買う

こうすることで、「平均的に安い価格で買う」ことができて、価格が上下してもリスクを減らせます。

早めに始めた人(長期で持つこと)が投資信託では有利になります。

タイミングを見計らってなかなか投資をし損ねることは機会損失になります。

いつ売ればいい?売るタイミングがわからない

投資信託は長期投資が基本!

「値上がりすると売りたくなる」「下がると損したくて売りたくなる」
そんな気持ちになることもありますが、売らずに淡々と積み立てを続けることが重要です。

目安として、15年以上積み立てると安定した利益が期待できます。
15年後からは、資産の4%ずつを取り崩しても元本を減らさずに運用できます。

なのでコツコツ15年以上積み立てを続けましょう。

15年後、いやもう少し早めの10年後から徐々に素晴らしい未来が見えてくるでしょう。

わからないから騙される

「株投資は難しいから危険」と言われますが、実際は知識があればリスクを抑えられます。

何も知らずに投資すると騙されることもありますが、情報をしっかり集めて学ぶことが大切です。

自分で理解し、腹落ちするまで、学びましょう。

そして学び続ければ、いつかきっと近い未来に投資はみなさんの味方になってくれます。

そのためには今からでも遅くありません。

まずは少額、投資信託から始め、慣れてきたら投資金額をあげていくと良いでしょう。

まとめ

投資は未来の味方今が始めどき

  • 新NISAがスタートし、投資を始めやすい環境が整った
  • 資産形成を始めた人と、始めなかった人では20年後に大きな差がつく
  • 少額からでもOK!まずは無理のない範囲で始めてみよう

「投資って難しそう…」と思っている方こそ、まずは小さくチャレンジしてみてください。

未来の自分のために、一歩踏み出しましょう!

※投資には「元本割れ」のリスクがあります。

※投資の判断は自己責任で行い、余剰資金の範囲内で行うことをおすすめします。