今まで「やらないといけない」「無駄だけどやめられない」と思って無理にやっていることありませんか?
「やらないといけない」ことを一度やめてみるか、辞めた時のシミュレーションを考えてみてはどうでしょうか?
意外と多くの場合やめても支障無かったってことがあります。
私たちもやめてスッキリしたこと。今までなぜやっていたんだろうということが結構あるのでピックアップしました。
FAXをやめる
FAXは業者さんとの取引や発注でよく使っていましたが、小さなお店で週に数回しか送信しないのであれば、無駄にスペースを取られるだけで不便でした。
そこで思い切ってFAXでのやり取りをやめ、アプリでデータを送信し、FAXで受信できるように変更しました。
場所もFAX用紙もカーボン用紙も不要になり、スッキリしました。
「メールに変更する」
でも良いですよね。
ちなみに電話機は留守電付き子機のみのシンプルなものにしました。
生花をやめる
お店に花があると彩りを与えてくれて、視覚的にも良いものです。
ただし、生花の管理は手間がかかり、数日で新しい花に替えないといけません。
その管理を省くため、生花をやめてフェイクフラワーに変更してはどうでしょうか?
フェイクフラワーといっても100円ショップで買ってきた花では貧相になってしまいますので
思い切って雑貨屋さんなどに売っている高級フェイクフラワー(1本800円〜1500円ぐらい)を使用するとフェイクでもとても見栄えが良くなります。
手軽に始めるなら3,000円ほど、ある程度のボリュームを出すなら6,000円を目安に季節ごとに変化させてれば、充分に楽しめます。
次の年に同じ花束を使用するのが嫌であれば、1、2本買い足すか入れ替えればアレンジも出来、あまりお金をかけずにリメイク可能です。
年賀状をやめる
年末年始が忙しい中、業者さんや常連さんへの年賀状作成は時間と労力、そしてお金がかかります。
さらに2024年10月1日からは郵便料金が1枚63円から85円に大幅に値上げされます。
なのでこの機会に思い切ってやめてみるのも良いでしょう。
私たちは年賀状をやめたことでスッキリしました。
常連のお客さまや業者さんには感謝していますが、ただイベントだけが感謝の表現ではありません。
私たちは常連のお客さまには日々の料理の提供、品質を落とさず信頼の持てる料理の提供で還元し、
業者さんには適切な料金の支払いや集客して仕入れを増やしていくことのほうが大切だと感じています。
価格の値上げ告知をやめる
近年の材料費や人件費の値上げ、エネルギーコストの値上げと次々にいろんなものが値上がりし、インフレ率も上がってきています。
今までのように、たまに値上げするようでは追いつきません。
またその都度、値上げ告知するのではなく、私たちはお客さまとの関係のもと、適正な価格で提供し続けよう心掛けています。
お店が継続できなくては元も子もありません。
企業努力は誰かを苦しめます。
値上げをするのにお客さまの承諾を取る必要はないと考えています。
価格はそのままに既存の量を減らしたり質を落としたりする「ステルス値上げ」はお客さまの信頼を裏切ります。
お客さまはファンであればあるほどその変化に気づき、信頼を失います。
値上げはお客さまが離れるのではないかと初めのうちは不安になりますが
お店の継続に必要なコストならお客様は値上げを受け入れてくれます。
勇気ある値上げをしましょう。
大手キャリアモバイルをやめる
以前はiPhoneを分割購入し、大手キャリアモバイルを使用していました。
今はiPhoneは買い切り、格安SIMの楽天モバイルに変更しました。
楽天市場で買い物することが多いため、ポイントで支払いが出来るのも便利です。
月20GBまで使って2,181円、3GBまでなら1,078円です。
今まで大手キャリアでの支払いが月額4,000円だとすると1ヶ月の差額2,000円ほどなので
1年間だと24,000円もの差額が生まれます。
これが2人分になると48,000円になります。
大きいですよね。見過ごせない金額です。
また、iPhoneは分割ではなく、一括購入をおすすめします。
事業投資用の借金は収益に関係してくるので良いですが、
少額でもただの借金は良くありません。
長時間の営業をやめる
開店当初は少しでも稼ごうと、週1回の休みで昼夜通し営業をしていました。
しかし、コロナ禍での時短営業により、強制的に自由な時間ができました。
意外とその自由な時間が充実していて
体を休める時間や自由に過ごす時間、新しいことへ取り組むの時間をもう少し増やすことで
今まで以上の労力を発揮することができました。
また、やめた時間帯に来られていたお客さまには申し訳ないのですが、
短縮された営業時間にお客さまが集中するようになり時間の有効活用が可能になりました。
もちろんお店にあった営業時間があるので、一概には言えませんが、
自分のペースに合わせた営業に変更するのもありだと思います。
お客さまの要望を全て受け入れることをやめる
昔、「お客さまは神様です」という言葉を聞いたことがありますが
「お客さまはお客さま」だと考えています。
私たちは自分のお店を命をかけて守っていかなければいけません。
お店のルールに従えないお客さまはお店にとって良い顧客ではありません。
他のお客さまにもご迷惑をかける可能性があります。
聞ける要望と、聞けない要望をはっきり区別しておきましょう。
最後に
今まで何の疑いもなく続けてきたことを「やめる」というのは勇気のいる決断です。
一度やめてみて、今までの無駄や負担を考えてみましょう。
「やめてみて」やっぱりしっくりこない、しばらくやってみたけど落ち着かないと感じたら、元に戻せば良いのです。
これからもまだまだ新しく「やめてみる」ことが出てくると思います。
ひとつずつ「やめてみて」スッキリしましょう。